旅先で読む本、聴く音楽

COO木下紫乃です。

1週間の弾丸ドイツ旅行(ちょっとだけスペイン)を終えて、帰国しました。


自称旅好の私、旅の醍醐味はと言えば、もちろん名所旧跡めぐり、食事等、色々あるけれど、実は旅先のカフェや宿、移動中の乗り物で読む本、聴く音楽、これが案外私の旅の中心を占めたりします。

誰でも経験あるかもしれないけれど、日本で読んでいた本や音楽でも、場所や空気が変わると違った風に入ってくるから不思議。


そんな私だからつい多過ぎる本をバックパックに詰込みがち。でもKindleを持ってからはそんな心配もなく、10冊以上の未読本を入れ、さらに紙の本も持参した今回の旅、結局読み切った本は3冊でした。


 「生産性」伊賀泰代著

 「人を助けるとはどういうことか」エドガー・H・シャイン著

 「なぜ戦争は伝わりやすく平和は伝わりにくいか」伊藤剛著


どれも興味深い本だったし、どこかで繋がりが見えたりします。伊賀さんの言う「生産性」は瞠目で、これ今日本で働いている人全員が読むといいと思う。

そしてエドガー・シャインの本は、丁度ドイツの友人と、ドイツの子育てや、教育について話をしていた中で読んだ本なので、特に示唆深いものとなりました。


ドイツでは小さい子どでも、ペットでも(一緒にしちゃいかんか)、面倒見る人が忙しければ、周り近所に頼んで面倒をみてもらうということが、当然のように、ここかしこで行われています。やり方も様々、自分の家に連れてくることもあれば、その人の家でということももちろん。信頼関係にもとづき、鍵までみんな預けている人も多いみたい。


また、ドイツでは地下鉄でもどこでも身障者が肩身を狭そうにしてないのです。彼らは堂々と地下鉄で、階段で「Helfen mir(Help me!)」を大声で叫び、周りの人も身体が不自由な人がいるのだから支援するのは当たり前という風で全く自然に手伝いをしています。


人を助けること、人に助けられること、が社会の仕組みの一部としてきちんと組み込まれているように見えます。


そう言えば、ヒキダシで事業化したいと考えている「(特にベテラン層の)インターンシップ」についても、ドイツでは日本なんかよりずっと普通に行われていて、その「助け合い」の精神が流れています。

すごくざっくりそのプロセスを話すと、自分がキャリアチャンジを考える際に、インターンシップしたい先を探し、自分でその会社(商店など)にオファーするという制度。

何人か経営者などに「いきなり自分の会社(商店)でインターンシップをやらせて欲しいと言われて迷惑ではないのか?」と聞いたのだけど、「自分達もそうやってきてるし、そういうことがあるかもしれないから」との答え。まさに「お互い様」なのです。


「お互い様」が人と人との間で文化的通念になっている社会って素敵だと思う。

あれ、でも日本だって元々そうだったよね?


保育所をたくさんつくらなくても、バリアフリーの施設をたくさんつくらなくても、隣の人にちょっと声をかけて、ちょっとづつ協力してもらえる社会の方がよっぽど効率がいいと思うんだけどな。


誰も人の支援をしたくないわけではなくて、ただ、1人1人にその「ちょっと人を助ける、人に協力する余裕」がなくなっているとしたら、その余裕がなくなっていることが問題で、その根本を正す必要があるのかもしれないですよね。それが「生産性」をあげる理由だと思ったり…


などなど、スペインのイケメン路上ギタリストからつい買っちゃったCDを聴きながら思いながら旅の余韻を楽しむのでした。


慶子さん、長らくの留守、失礼しました。でも私から旅をとったら抜け殻になっちゃうので、これからも色々足を伸ばしていきます。


今回同行した本と、現地で買ったCDたち

株式会社ヒキダシ 代表取締役のブログ

個人と企業の潜在力を心底信じて引き出して、社会と有機的に繋ぐためにそっと背中を押す 「株式会社ヒキダシ」の代表取締役CEO岡田慶子とCOO木下紫乃が綴るブログ。

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