もしや残業するのが「普通」になってる?!

CEOの岡田慶子です。


1月12日、「残業しない社員が得をする」 ノー残業手当支給、紳士服のはるやまが4月スタートというニュース

(ITmediaニュースより)があった。


「月間の残業時間がゼロの社員に月1万5000円を支給する「No 残業手当」制度を4月からスタートすると発表した。

残業をしない生産性の高い社員の評価制度を整えることで、従業員の意識向上や健康促進を狙う」


なるほど時間ではなく生産性で社員の評価をするように変えていくのか!

いいぞ!と思ったのだけど

残業がゼロだからと残業手当が出るというのは…あれ?なんか解せない。


違和感は2つ。


まず一つは、年俸(または月給などの給与)は

残業など関係なく、仕事とその会社の何かしらを背景に決まっていると思うが


残業するのが「普通」だけど
普通以上だから「手当」だよってことだろうか?


残業しないことは、手当をもらえるほど称賛されることなのか。




あえて言うなら残業する人への規制として

本来は一番堪える罰金くらいがいい。

でも、労基的にそれはできない。

じゃ、できる人に手当を出して、差をつけよう、というところか。


でも、手当の問題じゃなくて

企業が仕事の「普通」をどこに置いているかが透けるから

なんか、ちょっと、どうなんだ、と思う。



「残業しなかった、でも生産性落ちていない、それは成長した証拠だ!

今期の査定はいいかんじだぞ!」というのではいけないのか?


ちなみに手当、始めるときには歓迎されるけど

止めるときは、ちょっと大変ですよ、と案じるところもある。



もうひとつの違和感。


「導入のきっかけは、社員が元気に働ける社内環境整備を進める中で、全社員が自ら「残業を無くそう」という意識の向上と浸透が必須であると考え、残業をしない社員が得をする制度を発案した」

という。


えっ?残業は、個人が手当てをきっかけに止められるような類いのものなのか?



仕事の内容、難易度、量、期日、手順、チームワーク…

その他、日中は会議が多いとか、自分の仕事が終わったからといって

帰りづらい雰囲気があるとかないとか…


個人の意識の向上と浸透(浸透とは組織内でのことか?)に要因を置き

(それだけと思っているわけではないと思うが)

個人手当で対応しようと見えるところに、どうなのかなぁと。




「働き方改革」って言葉をニュースで見かけない日はない昨今だが

巷で見かける「働き方」改革は

どうも「働かせ方」改革にしか見えず

あいも変わらず企業が決めて、社員が従うという関係性に変化がないと感じる。




紫乃さん:働き方改革、ってあまり好きな言葉じゃないよね、といつも話すけど

敢えてその部分を、こうやってブログで書いてみるのはどうだろう?(K)

株式会社ヒキダシ 代表取締役のブログ

個人と企業の潜在力を心底信じて引き出して、社会と有機的に繋ぐためにそっと背中を押す 「株式会社ヒキダシ」の代表取締役CEO岡田慶子とCOO木下紫乃が綴るブログ。

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