「50代からの自分で選ぶ働き方」について人事部の人たちと話してみた


COOの木下です。

去る2月24日に、人材育成コンサルティング会社のリ・カレント株式会社さん主催の人事部向け勉強会で、ヒキダシとしてお話する機会をいただきました。


普段は比較的若手の人材育成のサポートをしているリ・カレントさんですが、最近40代50代の活性化がお客様のテーマに上がることが急激に増えているらしく、ヒキダシにお声をかけてくださった次第です。


タイトルは「ベテラン社員の人材再開発を考える人事勉強会~50代の力を組織成果に活かすための3つの『J』」としたところ、大手企業中心に予想を上回る数の、「50代一般社員、役職定年者や再雇用者について課題を抱える人事関係の方」が集まってくださいました。


今回は提供プログラムの紹介ではなく、企業における「中高年層の活性化」という、今まで必要なかった、でもこれから絶対避けられない、そしてまだ誰も対峙したことないテーマを、なぜそうなっているかというメカニズムを中心に我々の仮説も交えお話させていただきました。


私達が提示するのはあくまで仮説、このキーワードで集まってくださった参加者のみなさんが抱える個別具体的な課題こそが、我々の聞きたいことそのものです。ざっくばらんにお話いただいた課題も、その会社の歴史や業種、職種により予想以上に異なっていました。

業種や規模はもちろんのこと、営業部門とR&Dでは、同じ50代と言っても状況が違いますし、会社が人に対してどのような育成ビジョンを持っているかによっても違いがあります。


ヒキダシとしては、以下のようなことをざっくりと話しました。


①  今までと社会の変化のスピード、会社の状況も変わってきている中、個人が組織に依存しすぎることをやめ、自律的にキャリアを考えていく必要があるということ


②  特に40代50代は、今までの価値観を大きく変える必要がある。定年してそれで職業人生が終わるわけではないし、ましてや余生をのんびり過ごすという時代ではなくなってきている


③  自律的にキャリアを創るためには、新しいことを学ぶ意欲と機会が必要であり、それは社内だけではなく、社外にもあり、むしろこれからは社外ともっとつながっていかなければならない


④  自分の強みや売りと、社会のニーズ(社内・社外とも)をどう結び付けていくのか、それは40代から考え始めなければ、定年間近になってからでは遅い


⑤  今までのセカンドキャリア研修の代替として、人事制度の柔軟性とセットで、中高年層が社外とつながりをつくれて、新しいことの「学び方」を学べるような、そんな包括的な取り組みが必要になってきている


今回面白かったのは、参加者、つまり企業でこの領域を担当している皆様がこの対象世代に近く、ご自身の課題としても捉えていたこと。

そしてその中には、人事担当者自らがすでに社外とつながり視野を広げていて、自分の次のキャリアを構築しながら、その自身の体験を、自社の50代の方に伝えたいと考えている方が何人かいらっしゃいました。歩く50代のロールモデルとして。


参加された何人かの人事の方とはこれからこのテーマで分科会をやろうという話になっています。


終了後アンケートには「(中高年のキャリアの自立に関して)自分の考え方は間違っていなかった」とか、「こういう話を探していた」と書いてくださる方もいて(「元気でいい」「ちょっと早口」とか「本音っぽくていい」とかも書かれてましたが…(笑))、立場を超えた仲間が見つかった~とうれしかったです。新しい課題は様々なステークホルダーで〝一緒に〟解決していく時代なのだと実感します。


折しも日経新聞でも「働く力 再興」という特集がこの週末組まれていて、4足のワラジを履く50代の方の紹介もされていましたね。


世代にかかわらず、自分が活かされる舞台を社内だけでなく社会全体での中に見つけ、それによって個人も組織も幸せになる、そんな方法を探っていこう、そこにもっとドライブかけていこうと強く感じた3時間でした。


人は、自分が好きなこと、貢献できていると思うことをやっている時間が一番生産性高いはずですから。


素敵な人事のひとたちから学び合いながら前進したいですね。慶子さん。


株式会社ヒキダシ 代表取締役のブログ

個人と企業の潜在力を心底信じて引き出して、社会と有機的に繋ぐためにそっと背中を押す 「株式会社ヒキダシ」の代表取締役CEO岡田慶子とCOO木下紫乃が綴るブログ。

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